チャーシューがピンク色…これ食べていいやつ?レアチャーシューの危険・安全ラインってどこ?

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赤くてツヤのあるチャーシュー、なんだかオシャレで食欲そそるけど…「これ、火通ってるの?」「大丈夫?」って気になったことありませんか?

最近は低温調理やレアチャーシューなんて言葉もよく聞くけど、その一方で「食中毒で営業停止」といったニュースもチラホラ。見た目が赤い=アウトなのか、それともちゃんと火が通ってるセーフなのか、よく分からない…そんな赤いお肉へのモヤモヤを、ここでちょっと整理してみましょう。

夢ちゃん
夢ちゃん

レアって言われると「美味しそう」って思うんだけど…実際に赤いのが出てくると、やっぱりちょっとビビるよね。

ベラさん
ベラさん

そのちょっとビビる感覚、めっちゃ大事やで。見た目だけで安心するのは、危ない場合もあるからな〜。

見た目だけじゃ危険?ピンク色と生っぽさの違いから考える

まず知っておきたいのが、「ピンク色=生」ではないってこと。

レアチャーシューやローストビーフのように、中心部がほんのりピンクでも加熱されている場合は多いです。

逆に言うと、加熱したけどピンク色に見えるお肉と、ほんとに生っぽいお肉の違いは、見た目だけじゃ判断しづらいというのが問題。

たとえば「ロゼ」「ミディアムレア」「低温調理済み」なんて表現も、火の入り加減はバラバラ。それぞれの定義も明確ではないため、お店によってレアの度合いが全然違ったりするんです。

見た目だけで判断しようとすると、逆に危ないかもしれへんで。

安全ラインってどこ?低温調理の落とし穴と家庭でやるならここに注意

では、どこまで加熱すれば安心なのか。食品衛生的には「中心温度が75℃で1分以上の加熱」が目安とされています。これで、カンピロバクターやサルモネラといった代表的な食中毒菌は死滅します。

とくに鶏肉は要注意。もともと菌が付いている可能性が高いため、牛や豚よりも“しっかり加熱”が基本です。

家庭で調理する場合、見た目や色に頼らず「中心温度を測る温度計」を使うのがベスト。1000円前後で買える調理用温度計があるので、一家に一本あると安心感が全然違います。

カンピロバクター・サルモネラ、死滅条件まとめ

  • カンピロバクター:65℃以上で数分加熱、または75℃で1分
  • サルモネラ:75℃で1分以上の加熱
  • トキソプラズマ(妊婦のリスクとして):63℃で数分でもOKとされるが、基本は同様に75℃が安心

「中心が白くなる=安全」神話のウソ解説

「白くなったらOK」と思いがちですが、実はお肉の色は部位や照明でも変わるため、白=安全とは限りません。鶏のムネ肉とモモ肉でも、加熱後の色の変化が違いますし、低温調理だと“白くならずに安全”なこともあります。

「赤い=怖い」「白い=安全」という思い込みは、一度リセットした方がよさそうです。

ブーム中だけど…インスタ映え vs 食のずれを考えてみた

最近のラーメン屋やカフェ系ごはんで、レアチャーシューやローストポーク丼の人気が高まってますよね。

断面のピンクが美しいと、ついSNSに載せたくなる気持ち、わかります。

でも、その映えの裏で、「実は中まで火が通ってなかった」「仕込みが甘かった」というケースもあるのが現実。

実際、食中毒で営業停止になった店舗の多くが、レアチャーシューや低温加熱の鶏チャーシューを提供していたという報道も出ています。見た目の美しさだけで選ぶのは、ちょっとリスキーかも。

映えもそうだけど、レア=高級、豪華みたいなイメージもあるんだよね…。

外で出てきたらどうする?ちょっと赤い…?と迷ったときの対処法

お店でチャーシューや鶏肉が「ん?ちょっと赤い?」と感じたとき、迷いますよね。

基本は「赤い=すぐ危険」ではなく、「ちゃんと低温調理されてるかどうかがカギ」。ただし、お店によって加熱の精度にバラつきがあるのも事実です。

そんなときは、遠慮せず店員さんに「これって中まで火通ってますか?」と聞いてOK。とくに妊娠中や体調が万全じゃないときは、勇気を出して一声かけるのが自分の身を守る近道です。

結局どっち?ピンク色でもOKとNGの境界線まとめ

色がピンクでも、「きちんと加熱された低温調理」であれば基本はOK。

でも、「加熱が不十分」だったり、「そもそも生肉を使ってた」場合は完全アウトです。

安全かどうかは見た目ではなく、火の入り方・温度管理・仕込みの正確さで決まります。

家庭でもお店でも、「赤い=怖い」「白い=安心」と単純化せず、きちんとプロセスで判断していきましょう。

見た目に惑わされるのはしゃーない。でも、自分の体を守れるのは自分だけやからな。

放置するとどうなる?ルールなき低温チャーシューが招く規制強化の可能性

実はこのレアチャーシュー、現時点では厳密な規制がされていないのも問題なんです。

営業停止になっても、たいていは「3日間の休業」で済むケースが多く、根本的な加熱ルールや罰則が曖昧。これに対して「もっと厳しくすべき」とする意見も増えています。

もし今後、重大な事故が続けば、ユッケやレバ刺しのように「鶏レア全面禁止」なんてこともありえるかもしれません。ちなみに、ユッケは2011年に焼肉チェーンでの食中毒事件を受けて、牛肉生食の提供が制限されましたし、レバ刺しは2012年に厚労省が禁止を決定しています。

せっかく広がってきた低温調理文化を守るためにも、安全管理の徹底が求められてるタイミングなのかもしれませんね。

見た目だけじゃなくて、ちゃんと「調理の中身」もチェックするって意識、大事にしないとね!

お、ええやん。夢ちゃんもだんだん食の安全番長になってきたな〜。