ふるさと納税といえば、ちょっと贅沢な食材や家電をもらえるイメージが根強いですが、最近はそれだけじゃありません。実は「生活費そのものを削減できる」返礼品がじわじわと人気を集めています。
そもそもふるさと納税は、「住民税や所得税の一部を、応援したい自治体に前払いして、その見返りに返礼品をもらう仕組み」。節税ではなく税の先払い+実質自己負担2,000円でお得な品が届くという制度です。
たとえば、3万円を寄付すると2万8,000円分が翌年の住民税や所得税から控除されて、実際の負担は2,000円だけになる。そんな仕組みになっているんです。
その中で注目されているのが、電気代やスマホ代、日用品など、どうせ払うものにあてられる返礼品。
固定費が浮く=生活が楽になる、という視点で見ると、実はかなり使える制度になってきてるんです。

えっ、ふるさと納税ってそういう使い方もできるんだ…!知らなかった〜!

ふふん、そうなんやで。しかも自己負担は実質2,000円だけやから、やり方さえ押さえとけば、ほんまに生活費が浮くんやわ。
「電気代も!?」ふるなび電力で実質支払いできる衝撃
「電気代がふるさと納税で払える!?」と聞くとちょっと信じがたいかもしれません。でもそれが可能なのが「ふるなび電力」という仕組み。
簡単に言うと、ふるさと納税でもらえる「ふるなびコイン(Amazonギフト券等と交換可能)」を、特定の電力会社の支払いに使うことで、実質的に電気代をふるさと納税で賄えるというものなんです。
たとえば、東京電力・関西電力などの大手電力会社ではなく、ENEOSでんきやLooopでんきといった新電力を利用している方なら、返礼品で受け取ったコインを使って電気代に充当することが可能。
どんな仕組み?電力会社を切り替える必要は?
ふるなび電力を使うには、ふるさと納税を通じて特定の新電力に申し込み、そこの支払いに返礼ポイントをあてていく、という流れになります。すでに対象の電力を使っていればスムーズですが、そうでない場合は電力会社の切り替えが必要なケースも。
つまり、「寄付して、ポイントもらって、電気代にあてる」までに少しステップはあるものの、一度流れをつかめば、ずっと固定費が浮くループに入れるというわけです。
「ふるなび電力って本当にお得なの?」「どうやって使うのか知りたい!」という方は、
▶ ふるさと納税で電気代が払える?「ふるなび電力」の使い方と仕組みをわかりやすく解説
「スマホ・ネット代も!?」通信費に使える返礼品まとめ
スマホ代やネット代といった通信費も、実はふるさと納税の返礼品で間接的に浮かせることができます。
代表的なのが「楽天ふるさと納税」。ここで寄付をすると「楽天キャッシュ」を返礼品として受け取れる自治体があります。
このキャッシュは、楽天モバイルや楽天ひかり、楽天市場での支払いにも使えるため、通信費や日用品費を浮かせるのに大きく貢献してくれます。
楽天キャッシュ→楽天モバイル・楽天ひかりで実質浮く
例えば、楽天モバイルを月々使っている人なら、ふるさと納税でもらった楽天キャッシュをスマホ代の支払いにあてられます。
これ、実質スマホ代がタダになる感覚なので、楽天ユーザーにとってはかなりお得。
また、楽天ひかりを使っているならネット代にも利用可能。SPU(スーパーポイントアップ)とも連動するため、返礼品で生活費を浮かせつつ、ポイント還元も狙えるというダブルのメリットも。
注意点は?対象サービスとタイミングを要チェック
ただし、注意が必要なのは、すべての自治体・すべての返礼品が楽天キャッシュに対応しているわけではないこと。
また、キャッシュの反映時期や有効期限などもあるため、使いきれずに期限切れ…なんてことにならないよう、計画的に使うのが大事です。

スマホ代が浮いて、おまけに楽天ポイントももらえるなんて…これ、最強すぎでは!?
「日用品で家計に直撃」お米・トイペ・洗剤が固定費代わり!?
これはすでに利用したとこのある方もいるかもしれませんが、日用品ジャンルの返礼品。お米やトイレットペーパー、洗剤、ティッシュ、ミネラルウォーターなど…。
考えてみれば、これらって毎月絶対に必要なものですよね。
つまり、ふるさと納税の返礼品として受け取っておけば、それだけでスーパーでの出費が減る=生活費が浮くという話。
特に注目されているのが、お米やトイレットペーパーの「定期便タイプ」。毎月届くので備蓄にもなるし、「あ、買い忘れた!」ということも防げます。
実用返礼品じゃ物足りない…そんな人向けに、ちょっと変わった返礼品もあります。
ちなみに…ふるさと納税って、実はこんな変わり種返礼品もあるんです
▶ 当たり前はもういらない!? 思わず2度見するふるさと納税の変わり種返礼品まとめ
「え、そんな落とし穴?」固定費返礼品で失敗しないために
固定費が浮くからといって、なんでも飛びつけばいいというわけではありません。実は「え、それ知らなかった…!」となりがちな落とし穴もいくつかあります。
まずは、返礼品の発送が遅れるケース。
電力系やキャッシュ系など手続き系の返礼品は、申し込みから反映までに時間がかかることも。急ぎで使いたい人は注意が必要です。
また、「自分の寄付上限額を把握していなかった」という声もよく聞きます。年収や家族構成によって上限が異なるため、あらかじめシミュレーターなどで確認しておくのがベターです。
控除の上限を知らないと損するかも
寄付額のうち2,000円を除いた分は控除対象になりますが、それは上限内での話。
上限を超えて寄付してしまうと、その分は自己負担となり、お得なはずが逆に損してしまう可能性も。
一度限度額を試算しておくことで、「損しないふるさと納税」ができます。
自治体ごとの違い・制度改正に要注意
さらに、自治体ごとにルールや配送ペースが異なるというのも落とし穴の一つ。
去年寄付した自治体が、今年は同じ返礼品を扱っていない…なんてこともよくあります。
また、2025年以降も制度改正の可能性があるため、最新情報には常に目を配っておくのが安心です。
生活コストが激変!? 年間スケジュールで計画的に活用するワザ
「ふるさと納税=年末にまとめてやるもの」というイメージ、ありませんか? 年末に集中しやすいのは、控除上限の確定が年末ギリギリに見えてくるからなんですよね。 でも実は、固定費ジャンルを活かすなら、1年を通じて計画的に寄付するのがベストなんです。
たとえば、春はお米、夏は飲料水、秋は洗剤、冬はトイレットペーパー…といった感じで、季節や生活スタイルに応じて必要なものを選ぶのがコツ。
電力系や通信費系は「年度替わり」や「契約更新時」に合わせることで、無駄なく切り替え・反映ができるので、自分の生活スケジュールと寄付タイミングをリンクさせるとさらに効果的です。
季節や生活リズムに合わせて定期的に届くふるさと納税も活用できるとさらに便利。
▶ ふるさと納税の定期便&サブスクが面白い!おすすめ返礼品まとめ!
「贅沢品より生活費」ふるさと納税の新しい使い道まとめ
ここまで見てきたように、ふるさと納税はもはや「贅沢なお取り寄せグルメ」だけじゃありません。
スマホ代・電気代・日用品…全部「どうせ払うもの」だからこそ、ふるさと納税でまかなえたら家計はぐんと楽になります。
2025年の今こそ、ふるさと納税を生活費を浮かせる制度として使いこなすタイミングなのかもしれません。

よし、次の寄付はスマホ代とトイレットペーパー狙いで決定〜っ!

お、だいぶ使いこなしてきたやんか。次は電気代も狙っていこか?ほな、来月の請求書がちょっと楽しみになるで。