自己分析ツールって結局どれが当たるの?MBTI・動物占い・ストレングス…使ってみた感想まとめ

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「自己分析ツール、いっぱいあるけど…結局どれが本当に当たるの?」

そんな疑問を抱いたこと、ありませんか?

SNSや就活サイトで見かけるMBTIストレングスファインダー、昔流行った動物占いや、ちょっとスピリチュアル寄りな算命学まで。選択肢が多すぎて、逆に迷ってしまう人も多いはずです。

この記事では、そんな「迷える自己分析難民」に向けて、人気4ツールの違いと、それぞれの当たり感をゆるっと比較してみました。

夢ちゃん
夢ちゃん

わたし、MBTIでENFPって出たんだけど、友だちと全然タイプ違って…なんかモヤモヤしてて…

ベラさん
ベラさん

ほな今日は、診断ツールをいっぺん整理してみよか

自己分析ツール、何を分析してるの?

自己分析ツールとひとことで言っても、実は分析してるものがそれぞれ違います

たとえばMBTIや動物占いは、「あなたはこういうタイプですよ」と分類する類型論型。対してストレングスファインダーは、「あなたはこういう行動傾向・強みを持ってますよ」という特性論型。ベクトルがそもそも違うわけです。

そして算命学などのスピリチュアル寄りなツールは、生年月日などから運気や人生傾向を見るもので、また別ジャンルといえます。

類型論と特性論のちがい

  • 類型論(MBTI・動物占いなど):タイプ分けが明快。SNSで盛り上がりやすい
  • 特性論(ストレングスファインダーなど):強みや行動傾向を知る。仕事や自己成長に活かしやすい

どっちが上、という話ではなく、「知りたいこと」によって使い分けるのがコツです。

スピ系は信じる世界も含めて楽しむもの

算命学や占星術などは、見えない要素を通して自分を知るジャンル。

心理学的な根拠を求める人には向かないかもしれませんが、ふとしたきっかけで「これ、当たってるかも…?」と感じることも。

ちなみにこの当たる気がするという感覚は、誰にでも当てはまる内容が自分だけに思えるバーナム効果の影響も大きいと言われています。

バーナム効果とは?

「誰にでも当てはまるような曖昧な表現」を、自分だけのことだと思ってしまう心理現象のこと。
例:「あなたは時に内向的ですが、本当は情熱を秘めています」など、一見ピンポイントっぽいけど、ほとんどの人に当てはまる内容が刺さる”由です。

人気4ツールをゆるっと比較|正直どれが当たる?

じゃあ実際に、よく見かける4つのツールを見てみましょう。

MBTI|SNSでバズる16タイプ診断

MBTIは16タイプに分かれる性格診断で、Z世代を中心に人気。

「ENFP」「ISTJ」など、アルファベットの組み合わせで表現されるのも特徴的です。

診断そのものは無料で受けられるサイトも多く、SNSでの「私って〇〇タイプらしい!」という共有文化とも相性がいいのが特徴です。

ただし、質問に答えるタイミングや心理状態によって結果が変わることもあり、「毎回違うタイプが出る…」という声もちらほら。

また、ビジネス領域で活用している企業もある一方で、「あくまで性格傾向を見る簡易ツール」として捉えるのが無難とも言われています。

ただし、心理学の専門家からは「科学的根拠が弱い」との指摘も。要は当たるかどうかは、感じ方次第ということ。

もっと詳しく知りたい人はこちら
MBTI診断って実際どう活かすの?16タイプの沼にハマる前に読んで!

動物占い|懐かしい!けど「当たる」と思うのは共感性のせい?

誕生日をもとに12種類の動物に分類する診断。

「ゾウ型のあなたは努力家タイプ」みたいなメッセージが、なんとなく納得できるのが特徴です。

実はこの動物占い、四柱推命の理論をベースに作られていて、単なるキャラ付け以上の要素もあったりします。とはいえ、診断内容は比較的シンプルで親しみやすく、初対面の人との話題づくりにもぴったり。

SNSでの「私ってライオンだった!」みたいな投稿も多く、自己紹介や性格共有のきっかけとして根強い人気を誇っています。

正直、当たってるかどうかというより、「そうかも…」と思わせる共感設計が巧み。


懐かしいけど今も人気?
Z世代が動物占いにハマる理由「当たる」より「刺さる」が正義の時代?

ストレングスファインダー|本当にガチな有料ツール

Gallup社が開発した、強み診断の定番ツール。

お金を払って診断するだけあり、ビジネスシーンでの自己理解に活用する人も多いです。

診断を受けると、34の資質のうち自分の強みとして現れやすいものが上位に表示されます。たとえば「戦略性」「学習欲」「共感性」など、自分が無意識に発揮している力に名前をつけてくれるのがポイント。

これによって、「なんとなく得意だったこと」に自信が持てたり、チーム内での役割が見えやすくなるといった効果が期待されます。

ただ、出てくる資質がやや抽象的で「で、どう使えば?」となることも。

気になる人はこちらの記事を
本気で自分を知りたい人へ|ストレングスファインダーって何がすごいの?

活用法はこちら
診断して終わりになってない?ストレングスファインダーのその後の活用術!

算命学|スピリチュアル好きがハマる

東洋思想に基づいた命式ベースの診断。

「人生の流れ」や「相性」などにフォーカスされることが多く、スピリチュアル要素も強め。

生年月日や生まれた時間から導き出される命式によって、その人の本質・運気の流れ・人間関係の相性などを読み解くのが特徴です。

また、「10年ごとに運気が切り替わる」など、ライフステージ単位で物事をとらえる視点があるため、人生の節目に診断を受ける人も少なくありません。

占い的な楽しみ方ができる反面、信じすぎると依存モードに入る可能性もあるので要注意。

深掘りしたい方はこちら
算命学って占いなの?四柱推命との違いとガチ寄りスピの世界

目的別マップ|就活・恋愛・内省…どのツールが使える?

診断ツールって、目的がハッキリしてると選びやすくなります。

就活・転職 → MBTI or ストレングス

適職が知りたい」「自己PRで迷ってる」人にはこの2つ。

MBTIは人間関係の傾向を、ストレングスは強みを客観的に見せてくれます。

たとえば、MBTIで自分が外交的(E)か内向的(I)かを知ることで、面接や職場でのコミュニケーションスタイルがイメージしやすくなります。

一方ストレングスは、仕事での役割や得意な進め方を具体的に知るのに役立ち、「この行動は強みだったんだ」と気づくきっかけになることも。

自己分析の精度というより、そこから何を読み取ってどう使うかがポイントになってきます。

恋愛・相性 → 動物占い or 算命学

診断をエンタメ的に使いたいならこちら。

相手との相性診断で盛り上がれるし、「付き合う前に見ちゃう」って人も多いです。

また、軽いノリで楽しめる反面、「あの人と相性最悪だったんだけど、案外うまくいった」みたいなハズレ感もネタとして盛り上がれるのがポイント。

恋愛や人間関係って感情が大きく絡むからこそ、「診断結果がすべてじゃないよね」というスタンスで楽しむのがコツです。

自己理解・内省 → どれでも。でもやりすぎ沼に注意

「自分をもっと知りたい」系の人は、どれもアリ。

他にも、エニアグラムやエムグラム診断、リクナビ診断、16Personalities、ミチビク性格診断、ディグラム診断なども自己理解ツールとしてよく使われています。

  • エニアグラム:9つのタイプに分類され、根本的な欲求や価値観に焦点を当てる
  • エムグラム診断:性格を8つの特徴で表し、組み合わせで“自分らしさ”を可視化
  • リクナビ診断(グッドポイント診断):就活・転職で使いやすい無料診断ツール
  • 16Personalities:MBTIをベースにした無料診断。診断精度が高いと評判
  • ミチビク性格診断:アニメ・キャラ系イラストで楽しむSNS向け診断
  • ディグラム診断:統計と心理分析を掛け合わせたバラエティ向け診断

ただし、あれこれ試しすぎて逆に混乱する診断沼にハマる人も…!

特にSNSで話題になった診断を次々と試していくうちに、「前はこう言われたのに、今回は全然違う…」と逆に迷子になるケースもあります。

それぞれのツールが見ているポイントが違うので、結果が食い違っても当たり前。むしろ、見方が増えたと前向きに捉えるのが大事です。

え、わたし診断ツール4つぐらいやってる…それってもう沼?

どれか一つを自分用メガネとして使えばええんや。全部かけたら視界ボヤけるで

「当たる」精度じゃなく、共感できるかが大事かも

診断ツールって、厳密には当たってるかどうかより、「言われた内容に納得できるか」のほうが大事だったりします。

これは「共感性」によるもので、自分がそう思いたい方向に寄せて解釈することも多い。心理学でいう確証バイアス自己一致欲求が働いてるとも言われています。

また、最近は「他己分析」も注目されていて、他人の目線を借りて自分を知るというやり方も。

つまり、「あの人ならこう言うかも」っていう視点のほうが刺さる場合もあるんです。

ツールがうざい/古いと思ったときの対処法

一方で、「自己分析ってなんかうさんくさい」「もう古い」みたいな声もよく見かけます。

それ、正直すごくわかります。診断結果がテンプレっぽかったり、イマイチしっくりこなかったりすると「またこれか…」となりがち。

そんなときは、無理して使わなくても全然OK。ツールはあくまで補助輪。「今の自分に合わない」と思ったら、距離を取っていいんです。

活かすコツは使い方次第|診断の沼にハマらない方法

診断ツールは、正解探しじゃなくて「使い道」を考えるためのヒント。

  • 結果をそのまま信じるのではなく、「どこが自分らしいか?」だけピックアップ
  • 誰かと共有して「私はこう出たよ〜」と話のタネにする
  • たまに振り返る“自己棚卸し”ツールとして活用する

このくらいのゆるさで付き合うのがちょうどいいんです。

じゃあ私も、当たってるとこだけ採用する方式でいこうっと!

それが自己分析とのええ距離感やで