「〇〇ペイ難民」って何？キャッシュレス時代にあえて現金を選ぶ理由とは？

ここ数年で一気に広がったキャッシュレス決済。その便利さの陰で、「〇〇ペイ難民」と呼ばれる人たちが増えてきているのをご存じでしょうか。

この言葉は、複数のキャッシュレス決済（いわゆる○○ペイ）を使いこなせずに混乱したり、疲れたり、結局「もう現金でいいや…」と戻っていった人たちを、半分冗談まじりに表現したもの。少し皮肉が込められていて、どこか共感も呼ぶラベルです。

特に最近では、QRコード決済が増えたことで、アプリの切り替えや残高管理、決済時のトラブルなどもたつく場面が増加。もはや便利というより「しんどい」と感じる声もちらほら。

夢ちゃん

なんかさ、「〇〇ペイ難民」って、SNSだとネタっぽく扱われがちだけど…実際、ちょっと共感しちゃう時あるんだよね。

ベラさん

ほんまやな。ネタに見えて、けっこうリアルな疲れがにじんでる言葉やと思うで。

「〇〇ペイ難民」は、もともと「○○ペイ（PayPay・楽天ペイ・d払いなど）」のサービスが乱立したことで、どれを使えばいいのかわからない・不便を感じて離脱した人を揶揄する形でSNS上に現れました。

「キャンペーンのために使ってたけど、もう疲れた」「ポイントで釣られるのもしんどい」そんなユーザーの声が語源になっています。

こういった日常のささいなストレスが積み重なり、「現金のほうがシンプルでいいんじゃ…」と回帰するケースも少なくありません。

なぜキャッシュレスをやめたくなるの？

便利なはずのキャッシュレス。でも使っていくうちに「ん…これって本当にラクか？」と感じる人も多くいます。

一番多いのは、操作や通信まわりのトラブル。特にQRコード決済では、スマホの通信環境やアプリの起動速度がレジの流れを止めてしまうことも。

また、ポイント還元や手数料の仕組みが複雑すぎて、「何のために使ってるんだっけ？」と疑問を抱く人も出てきています。

これらは、使い慣れた人でも避けられないあるあるです。

私も、毎日使う駅の電波が最悪なんだよね。

「ポイント還元を目当てに使ってたけど、結局使い方が面倒でやめた」「チャージしてるのに、そのペイでしか使えないのが不便」など、特定アプリへの囲い込みや使いにくさが、ユーザー離れにつながっていることも。

では、実際に現金に戻った人たちは、どう感じているのでしょうか？ SNSやコメント欄を見ると、こんな声が目立ちます。

昔ながらの支払い方法が、ある意味で最もノンストレスな手段だったと、再発見しているような感覚です。

私の場合は、気づいたら貯金が増えてた。…かな？

それもあるな。クレジットカードみたいに前借り感覚で使っちゃうことも多いし、実際の現金がいくら残ってるのか、わからんようになるパターンも多いんや。

とはいえ、完全に現金に戻すのも、また不便。そこで増えてきているのが「ゆるミックス派」の人たちです。

例えば「日常の買い物は現金」「大型店ではクレカ」「ポイントが貯まるときだけ○○ペイ」というふうに、シーンや気分で支払い方法を使い分けるスタイル。

この柔軟さが、今の時代にはちょうどいいのかもしれません。

「ムリせず」「こだわりすぎず」な支払い方が、結果的に一番ラクなのかも。

ちなみにやけど、「結局どれが一番ラクか？」を比べた記事もあるで〜。
→ 結局どれが一番ラク？キャッシュレス決済の早い・便利ベスト5【比較あり】

キャッシュレス決済が当たり前になりつつある中で、選択肢が多すぎて逆に「現金のほうがラクかも」と感じる人が出てきています。

確かに、スマホ一つで買い物ができるのは便利。でもアプリの管理やポイント還元の仕組み、レジでの操作トラブルなどに疲れてしまった人が、「ちょっと一息つきたい」と現金に戻るケースも増えてきました。

とはいえ、これは単なる逆行ではなく、今のキャッシュレス文化がより洗練されていくための通過点とも言えそうです。今後の決済の進化が、もっと直感的でシンプルなものになれば、〇〇ペイ難民のような現象も自然と減っていくかもしれません。

そのうちタッチ決済くらい楽になるかもね。

せやな。アプリの立ち上げとか、ポイント選びとか、あれこれ考えんで済むようになったら、もっと便利になるやろな。