オートロック付きのマンションって、なんとなく安心感がありますよね。 「ここに住んでれば防犯面もバッチリでしょ」なんて思ってたら、ちょっとした違和感が…。
たとえば、誰かが後ろから一緒に入ってきたときのあのモヤッと感。 「え、今のって大丈夫だったのかな?」って、不意にゾワッとする瞬間。
実はそれ、「共連れ(ともづれ)」と呼ばれる状況かもしれません。 この記事では、共連れの意味や仕組み、気づいた瞬間のエピソードを交えながら、ゆるっと解説していきます。

オートロックって言葉だけで安心してたけど、実はそうでもないんだね…知らなかった〜!

安心しきってる時がいっちゃん危ないねん。防犯は気づくことからやで。
「共連れ」って何?知らないうちに一緒に入られるリスク
まず、「共連れ(ともづれ)」とは、オートロックやセキュリティゲートなどを誰かが通るときに、 その後ろにくっついて一緒に侵入してくる行為のことを指します。 いわゆるすり抜け侵入みたいなイメージですね。
たとえば、マンションの住人がエントランスを開けた瞬間に、見知らぬ人が後ろからサッと入ってくる。これ、まさに共連れです。 無意識に後ろの人の存在を許してしまうのは、私たちの「ついでに入れてあげる」心理が働くからかもしれません。
似た言葉で「ピギーバック」や「テールゲーティング」といった用語もありますが、 これらは特にオフィスや改札などで使われることが多く、共連れとほぼ同義です。
ちなみに、共連れ自体は一概に「違法」とは言い切れません。 ただし、建物によっては「共連れ禁止」をルールとして明示しているところもあり、 ルール違反として管理会社や警備に通報されるケースもあります。

確かに…住人かどうかなんて、いちいち聞けないしね。黙って入ってきた人を止めるのって、なかなか勇気いるよね。
マンションで「これって共連れ…?」と感じた瞬間ランキングTOP5
共連れって聞くと「そんな特殊なケース、私には関係ないかも」って思いがちですが、 実は意外と身近で起きています。 ここでは、読者の体験談などをもとに「ヒヤッとした共連れ体験」をランキング形式でご紹介します。
第1位 後ろから一緒に入ってきた知らない人
「オートロックを開けて中に入ったら、すぐ後ろに知らない人がいた」 これがもっとも多い共連れケース。気づいた時にはもう遅く、相手は中に入ってしまっています。
住民っぽい人が後ろにいるとついドアを閉めずにそのまま入れてしまうけど、実際に声をかけるのはなかなか難しいもの。 相手に悪意がなかったとしても、こちらの無警戒さが招いた事態かもしれません。
しかも最近はフードを被ったりマスクをしていたりと、顔が見えにくい人も多いので「知らないかも…」という判断すら鈍りがちです。
第2位 エレベーターにギリギリ滑り込む謎の人
自分がエレベーターに乗った直後、ギリギリで知らない人が乗り込んできた。 それ自体は日常茶飯事でも、深夜や早朝だったり、表情が読めない相手だったりすると…ヒヤリとします。
すみませんと軽く挨拶してくる人ならまだしも、無言でじっと立たれるとちょっと怖いもの。 特にひとり暮らしの女性にとっては、防犯意識がピリッと高まる瞬間かもしれません。
第3位 ゴミ出し中に視線を感じた
「ちょっとだけだから」とドアを無施錠にしてゴミ出しへ。 その時、誰かに見られていたような気がした…という声も。
たとえ勘違いだったとしても、「狙われていたのかも」と思うことで、防犯意識が高まるのは悪いことではありません。 無施錠の隙を突かれて“いつの間にか”入られてしまうケースも現実にあります。
第4位 夜道でついてくる足音が…
マンションの敷地に入るタイミングで、ずっと後ろから足音がついてくる。 たとえ共連れでなくても、不安を感じる状況です。
特に同じタイミングでエントランスに近づく人がいると、「あれ?この人も住人?」と気になって後ろが見れなくなってしまう瞬間があります。
足音だけで判断するのは難しいぶん、なんかイヤな感じに敏感でいたいところ。
第5位 ドア前で知らない人が立ってた
「部屋の前に帰ったら、誰かが立っていた」というパターン。 宅配業者かと思いきや、名乗らない・動かないなどで不信感が募るケースもあります。
このケースは共連れのその先として、個別の部屋前での不審行動につながることも。
インターホン越しで対応する、ドアをすぐに開けないといったワンクッションが防犯のカギになります。
ジムやホテルも?共連れが起きやすい場所たち
共連れはマンションに限った話ではありません。
たとえば24時間営業のジム。会員カードで解錠した直後に、後ろの人がついて入ってくる。 エニタイムフィットネスやチョコザップなどが挙げられますが、これも典型的な共連れです。
また、ホテルのエントランスやオフィスビルのゲートでも発生します。 深夜のホテルで、鍵カードを使ってエレベーターを動かしたら、他の宿泊者じゃない人が一緒に乗ってきた…なんてケースも。
施設によっては「共連れ禁止」と明文化している場所もありますが、 実際には「注意喚起だけで運用が曖昧」ということも多く、グレーな対応が多いのが実情です。
共連れに気づいたらどうする?その場でできる小さな対処法
もし「あれ、今の人怪しくない?」と感じたとき、焦ってはいけません。 共連れっぽい状況に遭遇した際の、ちょっとした対応術をご紹介します。
- エレベーターで違和感があるときは、乗らずに扉が閉まるのを待つ
- 明らかに怪しいと感じたら管理人や警備に報告する
- 共用部分ではスマホを見ずに周囲の様子を意識する
とっさにできるのは、まず「距離をとる」こと。 冷静に、でもしっかり不審者を遠ざけることが何より大事です。
※本格的な防犯対策や便利グッズについては、別記事「共連れって防げるの?いますぐできる防犯対策&便利グッズまとめ」でまとめています!
まとめ:「共連れ」は意外と身近。だからこそちょっとした警戒が大事
「まさか自分が」なんて思っていると、思わぬスキを突かれるのが共連れの怖さです。
でも、過度に怖がらなくてOK。 まずは「気づく」「振り返る」「少し警戒する」——この3つを意識するだけで、防犯レベルはグンと上がります。
オートロック=安心の時代はもう終わり。 マンションでもジムでも、ちょっとした違和感に敏感になるのが、今どきのスタンダードかもしれません。

よし、これからはエレベーターもサッと乗らずに確認する!

まぁでも実際、自動ドアが開いたときに「もう一回かざすのめんどいな〜」って、そのまま一緒に入っちゃう人、けっこうおるんやろな…。

確かに!意識せずに共連れする側になってることありそう。気をつけなきゃね。