「アニメ好きなのに、なぜか見れない…」
そんなもどかしい疲れを感じたことはありませんか?
見たい気持ちはあるのに、再生ボタンが押せない。
この記事では、その謎の導入疲れ現象を一緒に観察してみます。

アニメ見たいな〜って思ってるのに、なんでか再生ボタンが押せないんだよね…スマホ触ってるうちに夜が終わってるやつ…。

わかるで、それ。気がついたらX(旧Twitter)で感想だけ読んで満足してることあるもんな。
見たいのに見れない…それ、実は“導入疲れ”かも?
アニメが好きな人なら、「あ〜今期これ見たい!」って作品があるはず。
でも、いざ時間ができても、なぜか再生できずにYouTubeやSNSをダラダラ…そんな経験、ありませんか?
「見たい気持ちはあるのに行動できない」というこの現象、実はSNS上でも共感の声が多数。中には「1話再生するのに3日かかった」なんて人も。
このような気持ちと行動のズレは、近年じわじわ増えている感覚。ここでは、あえてこの現象を導入疲れと呼んでみましょう。

現代人は情報過多と選択疲れのダブルパンチやからな。導入だけでエネルギー消費してるんやで。
1話の再生ボタンが押せない…どんな心理が働いてる?
「いつでも見られる」環境が当たり前になった今、アニメも気軽に見れるはずのコンテンツのひとつになっています。
でも、逆にいつでも見れるからこそ、後回しにしてしまう心理が働くことも。
特に1話。新しいキャラ設定や世界観に慣れるまで時間がかかる作品も多く、「集中力が必要そう」「ちゃんと観たい」と思えば思うほど、腰が重くなります。
さらに「おすすめされすぎて逆に手が出ない」現象も。
SNSで絶賛されるほど、「ちゃんと観なきゃ」プレッシャーがかかり、再生ボタンがどんどん重くなるのです。
ちなみに「ゲームも起動するまでが一番しんどい…」って人には、こちらの記事もおすすめ。
▶ ゲームやりたいのに起動ボタンが押せない!社会人ゲーマーの積みゲーあるある!
情報過多で追えない疲れが加速してる?
今やアニメは年に数百本が放送・配信される時代。
配信サービスやSNSで次々と話題が生まれるなか、「どれから見たらいいかわからない」「話題作ばかり追うのが疲れる」と感じる人も増えています。
おすすめ地獄もその一因。視聴履歴に基づいたレコメンドや、TLで流れてくる絶賛コメントたち。情報が多すぎて、「あとで見るリスト」だけが増え続けることに。
「アニメ視聴=娯楽」だったはずが、知らず知らずのうちに「義務」や「ノルマ」っぽくなっていく。そんな追うことへの疲れが、導入部分のしんどさにつながっているのかもしれません。

なんか…毎週追う体力ある人たちって、ほんとすごいよね。あたしは途中で脱落しがち。
放送を追うのがしんどい…サブスク時代の途中離脱問題
リアルタイムでアニメを追っていたのに、数話分見逃してしまっただけで急にモチベーションが切れてしまう。そんな経験がある人も多いのではないでしょうか。
今やサブスクでの後から一気見が当たり前になったことで、「放送を毎週追いかける意味ってあるのかな…」と感じる人が増えています。
配信でいつでも観られる安心感が、逆に「別に今すぐじゃなくてもいいや」という気持ちを呼び込み、離脱を加速させるのです。
さらに、タイムラインで話題の山場やネタバレを先に見てしまうことで、「もう観る意味ないかも…」と冷めてしまうパターンも。
リアルタイムの熱量に乗りきれず、気づけば観なくなってた。そんなサブスク時代ならではの視聴疲れも、導入疲れと地続きの感覚と言えそうです。

1週間ワクワクしながら待つ時代は終わったんやなぁ…。そのうち観るやろって思ってるうちに、ほんまに観んまま流れてまうんや。
スマホに邪魔されがち…ながら視聴はやっぱ疲れる?
最近は「ながら見」や「倍速再生」が主流になりつつあります。便利ではあるけれど、それが原因で逆に集中できないという声も多いです。
視聴中にもスマホ通知やSNSチェックで意識がそれて、気がつけば「ストーリーが頭に入ってない」ということも。結果、「ちゃんと観るなら時間あるときに…」と再生が先延ばしに。
また、気軽に見られる短編作品ですら、ながら見によって「味わいきれない疲れ」が生まれてしまう。エンタメが癒しから消費に変わってる感覚、ありませんか?
ちなみに「映画とかドラマも再生する前にしんどくなる…」って人は、こっちもあるあるかも。
▶ 「2時間の気力がない」映画が観たいのに見れない人、増えてない?
それでも観たい…気軽に見れるちょっとした工夫って?
それでもやっぱり、好きな作品は観たい。そこで試してほしいのが、「導入ハードルを下げる」工夫です。
たとえば…
- 1クールで完結している作品を選ぶ
- ながら見OKなジャンル(日常系やギャグ系など)を選ぶ
- 「毎週水曜の夜はアニメタイム」などルーティン化する
完璧に観ようとせず、途中でやめてもOKな気持ちで再生するのもアリ。とにかく観始めることが最初の一歩です。

気力やなくて仕組みで観る。これが歳を取ってからの視聴スタイルやで。
導入疲れに名前がつくと、ちょっと気がラクになる
こういう現象に名前をつけるだけで、「あ、自分だけじゃないんだ」とホッとすることがあります。
導入疲れは、見たいのに再生できないあのモヤモヤに、ちょっとしたラベルを貼ってくれる言葉です。
無理に観ようとせず、「今は導入疲れ中かも」と一度認めてあげるだけで、次に観るときの気持ちがぐっと軽くなるはず。
「これ、アニメだけじゃなくて映画とかゲームでも感じてたかも…」って思った人はこちらもどうぞ。
▶ 【導入疲れ】映画もアニメもゲームも、見る前・始める前が一番だるい説

今日は2クールのやつじゃなくて、1クールくらいの短いやつから攻めてみよっかな〜!

それ正解やな。1クールくらいの作品って、気軽に始めやすいし完走できた感もあって気持ちええんよ。