日本一人口が少ない町や村はどこ？超ミニ自治体の世界を調べてみた！

「町」や「村」と聞くと、のどかな風景や自然豊かな暮らしを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。でも実は、日本には超ミニと呼べるほど人口が少ない自治体がいくつも存在します。

中には、たった100人台の村なんてところも……！

今回は、そんな超小規模な町や村の人口ランキングをもとに、どんな場所でどんな暮らしがあるのかをゆるっと紹介していきます。

人が少ないってちょっと寂しそうだけど…逆に気になる〜！

せやろ？そんな場所ほど暮らしがむしろ濃かったりするんやで

町と村の違いって？意外と知らない行政区分の話

意外かもしれませんが、「町」や「村」の違いは人口の多さではありません。制度的には、どちらも市に昇格していない地方自治体という点で共通しています。

町は村よりも少し都市的な要素がある場合が多いですが、それもあくまで傾向。中には町より人口が多い村もありますし、村なのに交通が便利だったり、逆に町なのにめちゃくちゃ山奥だったりするケースも。

つまり、名前だけでは規模感や住みやすさはわからないんですね。

多くの町や村は、かつての合併の波を乗り越えて今もそのままの名称を使い続けています。中には「うちはずっと村のままでええねん」と、あえて村を選んでいる自治体もあるとか。

人口が減っても、行政的に合併を選ばなければ町や村のまま。そしてその決定には、地域の歴史やプライドも大きく影響しています。

村って響きには、なんやこう…ロマンあるやろ？

…って言う人に限って、絶対住まないやつ

人口の少ない町ランキング、トップ5は以下の通りです（2025年時点）：

早川町は特に有名で、山間に点在する集落が特徴。笠置町も京都ながら山あいに位置し、キャンプ場などで知られています。直島町はアートの島として注目を集めており、観光と共存する独自の町づくりが進んでいます。

続いては村のランキングです。こちらはさらにスケールが小さくなります。

東京都なのに？と思った方、ご安心を。これらは伊豆諸島などの離島です。青ヶ島村は火山島で、アクセスの難しさでも有名。粟島浦村や大川村も、自然の中で自給自足に近い暮らしをしている住民が多く、まさに暮らしの原点のような場所です。

ちなみに、「市」だけに限定した人口ワーストランキングも気になる方はこちら
▶ 日本一人口が少ない市」はどこ？ワースト5を見たら、むしろ住んでみたくなった件

正直、不便な点は少なくありません。交通手段が限られていて、バスが週2〜3本しかない地域もあります。病院に行くには車で1時間、最寄りのコンビニが町外というケースも。

特に高齢化が進んでいる地域では、移動や通院のハードルが高く、自治体が移動支援サービスを導入している例もあります。

ちょっとした買い物も、めちゃくちゃ大変そう…

もちろん、それだけじゃありません。自然が豊かで、星空がめちゃくちゃきれい。夏は蛍が見られる場所もありますし、人との距離感が近い分、安心感を感じるという声も。

さらに、移住支援や空き家バンクの制度もあり、「人が少ない分、受け入れ体制は温かい」と感じる移住者も多いそうです。

もし「ちょっと住んでみたいかも」と思ったら、まずは情報収集から。多くの町や村では、以下のようなサポートがあります。

とくに最近は、テレワークが可能な仕事も増えているので、都市に住まなくても働ける時代。そう考えると、「自然の中で暮らす選択肢」もぐっと現実味を帯びてきます。

不便も多いけれど、その分だけ得られるものもある。そんなのが、超ミニ自治体での暮らしです。

自分の価値観に合うかどうかで判断してみると、「意外とこっちの方が合ってるかも」と思う人も多いかもしれません。

なんかこの記事読んでたら、小さい町や村も悪くないな〜って思えてきた！

人が少ないぶん、ゆっくり生きられる場所もあるんやな