「コードなしで充電できるってマジ?」 そんなふうに思ったこと、ありませんか? スマホをただポンと置くだけで勝手に充電される…なんて、ちょっと前まではSFの話みたいでしたよね。
でも今、気づかないうちに私たちの生活の中にはワイヤレス給電がどんどん入り込んでいます。 この記事では、「そもそもどういう仕組み?」という素朴な疑問から、「どこに使われてるの?」「安全なの?」という気になるポイントまで、やさしくゆるく解説していきます。

いやホントに!コードいらんって聞いた時、「うそでしょ」ってなった〜!

まあ、最初は誰でもそう思うもんや。けど今はもう、気づいたら使ってる人だらけやで。
ワイヤレス給電って何?仕組みをざっくり解説
ワイヤレス給電とは、読んで字のごとくコードなしで電気を届ける技術のこと。 スマホや電動歯ブラシを使ってる人なら、すでに経験済みかもしれません。
仕組みはざっくり言うと、「電磁誘導」や「磁界共鳴」という現象を使って、電気を飛ばす方式です。 電磁誘導は、コイルとコイルを近づけることで電気が発生する仕組み。 磁界共鳴は、もっと離れた距離でも送れるようにチューニングされた方法です。
中でもよく聞くのが「Qi(チー)規格」ってやつ。 これはスマホやイヤホンなんかでよく使われてる、ワイヤレス充電の標準規格。 「チー」は中国語の気からきていて、ちょっとカッコいいネーミングですよね。

つまりやな、電気を空気ごしに届けるって感じやねん。なんかもう未来やろ?
気づいたら使ってた!身の回りのワイヤレス給電アイテムたち
実はもう、あなたもワイヤレス給電を使ってるかもしれません。 代表的なのは、スマホのワイヤレス充電。 最近のiPhoneやPixel、GalaxyはQi規格に対応していて、対応スタンドに置くだけで充電できちゃいます。
そのほかにも、以下のようなアイテムがワイヤレス給電に対応しています
- 完全ワイヤレスイヤホン:ケースに置くだけで充電できるのが当たり前に。
- 電動歯ブラシ:スタンドに立てるだけでOK、毎日使うからこそ便利。
- スマートウォッチ(Apple Watchなど):専用スタンドやマグネットで吸着充電するタイプが主流。
- ワイヤレスマウスや専用パッド付きのキーボード:パッドの上に置くだけで給電可能なモデルも。
- Bluetoothスピーカー:音楽も電気もケーブルレスで楽しめる時代に。
- ロボット掃除機:自動でドックに戻って充電、もはや家電の定番。
- 卓上空気清浄機・加湿器:オフィスや寝室での使用にぴったりな小型タイプが主流。
- スマート照明・ランプシェード:電源コードなしで設置できるLED照明なども登場。
- キッチン家電(ミキサーやコーヒーメーカーなど一部製品):キッチン台と一体化したワイヤレス給電モデルも。
- ペット用スマート給餌器:充電切れを気にせず置き場所自由なモデルが人気。
こうした「抜き差し不要」の快適さがウケていて、使い始めるともう戻れないという人も。
ちなみに最近では、伝統工芸とのコラボなんて例も出てきています。 たとえば埼玉県小川町では、小川和紙を使ったランプシェード型のワイヤレス給電キットが販売中。 和紙のぬくもりと、最先端の給電技術が融合した不思議な工作キットで、プレゼントや自由研究にも人気が出ているそうです。
懐かしさと未来のミックス…こういうのが増えてきてるのも面白いですね。
これらのアイテムは「いちいち抜き差ししなくていい」っていう快適さがウケていて、使い始めるともう戻れないという人も。

あ、私…ふつうに使ってた!歯ブラシの充電、そういえばコードついてない!
えっ、家具にも!?ちょっと未来っぽいワイヤレス給電の世界
最近では、テーブルや机にワイヤレス給電機能が内蔵されてる例も出てきました。 たとえば、カフェのテーブルにスマホを置くだけで充電できたり、オフィスのデスクに組み込まれていたり。
また、企業や施設向けには「空間伝送型」と呼ばれる、少し離れた距離から電気を飛ばすタイプの実験・実装も進んでいます。 空港やホテルのロビーなど、「置くだけで充電」スポットは今後さらに広がっていくと言われています。
もはや、充電器を探す時代から「置き場所を探す」時代に移行中なのかもしれません。
ワイヤレス給電のまだちょっと不安なところも知っておこう
便利な一方で、「本当に安全なの?」「電磁波って人体に影響ないの?」と心配する声もあります。
今のところ、国際的な基準やガイドラインに沿って設計された製品については、人体への影響は問題ないとされています。 ただし、ペースメーカーや医療機器を使っている方は注意が必要。
また、効率面でも課題はあって、コードありの給電に比べて電力ロスが大きかったり、充電スピードが遅くなる場合も。 とはいえ、技術の進化とともにそのあたりも徐々に改善されています。
この先どうなる?コードなし時代に向かうワイヤレス給電の進化
今後は、もっとダイナミックな使い方も広がっていきそうです。 たとえば、電気自動車(EV)の走行中給電。 道路に送電装置を埋め込んで、走りながら充電できる技術が世界中で研究されています。
また、家庭内のあらゆる電化製品にワイヤレス給電を取り入れる「家全体の無線化」も構想されています。 キッチンやリビングで、コードを探すストレスがゼロになる未来…想像するだけでワクワクしますね。
こうした技術は電気のWi-Fi化とも呼ばれ、これからのスタンダードになっていくかもしれません。

電気のWi-Fi化ってなんかワクワクするね!

家の中からコードが全部なくなる日もそそう遠くないかもしれんで。