SNSでちゃんとした贈り物を済ませるって、アリなの?……そんな疑問を持った人も多いかもしれません。
昔は手渡しや郵送が当たり前だったけど、最近ではスマホひとつで完結できるソーシャルギフトが主流になりつつあります。
2025年は、そんなソーシャルギフトがいよいよフォーマルな場面でも使われ始めた節目の年──つまり「ソーシャルギフト元年」と呼ばれています。

私もよく友達の誕生日に、スタバのドリンクチケットとかLINEで送ったりするよ?あれってもう“当たり前”って感じじゃない?

せやな。でもな、そういうプチギフト文化はもう定着してるねん。今年はもっと本格的な母の日や内祝い、結婚祝いみたいなちゃんとした贈り物にも広がってきたんや。それが「元年」って言われる理由やで。
「ソーシャルギフト元年」って何?2025年の贈り物事情
これまでのソーシャルギフトといえば、LINEでスタバのドリンクチケットを送ったり、誕生日にスイーツを贈ったりと、カジュアルなシーンが中心でした。
でも2025年に入ってからは、母の日や出産祝い、結婚祝いなど、ちゃんと感が求められる場面でも使われるようになり、文化としての厚みが増してきた印象があります。
背景には、非対面や省略化が進む中で、「気持ちは届けたいけど、もっと手軽に」というニーズの高まりがあるようです。企業側も、高島屋や伊勢丹、楽天などの大手が続々とソーシャルギフトサービスを強化しており、タイミング的にも「元年」と呼ぶにふさわしい動きが出ています。
「ちゃんとした贈り物」もSNSで済ませる時代に
たとえば、親戚への内祝いや、目上の人への出産祝いなどは、これまでなら紙のカタログや手渡しが“マナー”とされていました。
でも今は、LINEやメールでURLを送るだけで相手が好きな商品を選べるソーシャルギフトが、「手抜きじゃない、むしろ気が利いてる」と評価されるケースも増えてきています。
「ちゃんとしてる=手間がかかってる」という価値観が、少しずつ変わってきてるのかもしれません。形式にこだわるよりも、受け取る人が嬉しいかどうかが重視される時代になってきました。たとえば、外出が難しいお年寄りや、育児中で忙しいママにとっては、スマホでポチッと選べるギフトのほうが、実は気が利いてると感じてもらえることも多いんです。

たしかに考えてみれば、両親はもちろん、その上の世代でもスマホ持ってないおじいちゃんおばあちゃんって、もうほとんどいないかも。
ソーシャルギフトのメリットと注意点
ソーシャルギフトのメリット
ソーシャルギフトの魅力は、なんといっても「手軽さ」と「自由さ」。
- 相手の住所を知らなくても贈れる
- スマホひとつで即時に送れる
- 予算に合わせて商品を選べる
- 相手が自分で商品を選べるタイプも多い
ちょっとしたサプライズや、急に思い出した記念日などにもぴったりで、忙しい人にもありがたい仕組みです。
ソーシャルギフトの注意点
一方で、気をつけたいポイントもあります。
- メッセージを添えないと軽い印象になることも
- 受け取りに期限がある場合が多い(期限切れに注意)
- スマホは使えても、受け取り操作に戸惑うケースもある
ちゃんと「気持ちを伝える」ためには、メッセージ欄を活用したり、包装やブランドに気を配ったりするのが大切です。

やっぱり一番ネックなのって、軽く見えちゃうことなんだよね…ちゃんとした場面で使っていいのか迷うかも。

そこやな。でもな、こういうのが当たり前になれば、いずれ“軽い”って思う人のほうが少数派になると思うで。

これ、義母に送っていいやつかな…?気まずくなったりしない?

気持ちがこもってるのが伝われば大丈夫やで。ちょっと高級感のあるやつ選んで、メッセージもしっかり添えたら、むしろ印象アップや。
人気のソーシャルギフトサービス&おすすめ商品
人気のソーシャルギフトサービス
いま注目されているサービスには、こんなものがあります。
- LINEギフト(王道。スタバ、スイーツ系が豊富)
- 楽天ソーシャルギフト(内祝いやカタログ系に強い)
- MOO:D MARK(女性向けのおしゃれギフト多め)
- Yahooショッピングのギフト機能(百貨店ブランドが充実)
用途によって使い分けできるのも大きな特徴です。
おすすめ商品ジャンル
「ちゃんとしたギフト」に選ばれている人気ジャンルはこちら:
- カタログギフト(相手に選んでもらえる)
- コスメ・美容系(特に女性向け)
- お菓子・スイーツ(万人受け&見た目も◎)
- 人気ブランドコスメ・高級スイーツ(高島屋・伊勢丹などで取り扱い)
- 出産・結婚祝い用のギフトセット
選ぶ際は、相手のライフスタイルや好みも考慮すると、より喜ばれる可能性が高まります。
これからどうなる?“贈り物文化”の変化を考える
この先、ソーシャルギフトがもっと普及すれば、「お中元」や「お歳暮」などの季節の贈り物も、全部SNSで完結するようになるかもしれません。
実際に、法人向けのギフトや海外送付対応なども拡大しており、「住所を知らなくても贈れる文化」は今後さらに広がる見込みです。
とはいえ、どれだけデジタル化が進んでも、「相手のことを考えて選んだ」という気持ちだけは、どんな形でも大事にしたいところですね。

じゃあ私も今年は、義母への内祝いとかにソーシャルギフト使って、“ちゃんと感”出してみよっかな〜!

それやそれ。気持ちを込めた“気軽さって、これからのスタンダードになるかもしれへんな。